Open Interface North America (以下OINA)の経営者、佐川明美さんとお会いしてきました。
Bluetoothが普及していないのは日本だけのこと。 アメリカではBluetooth搭載の音楽ケータイが着実に増えていて、OINAへの引合いも多いようです。 注目のiPhoneもBluetooth搭載ですし。(発表はHandsFreeでA2DPサポートは不明ですが) 佐川さんの元気を分けてもらった感じです。
Logitech(日本ではLogicool)製Bluetoothヘッドフォン&トランスミッターをデモ試聴させて頂いたのですが、これが音質が良いのです。 比較的低価格の製品なのでヘッドフォン自体の音質が特に良い訳ではないと思います。Bluetooth部分の音質劣化が少ないのです。 iPodで有線で聴くのと変わらない感じでした。本当に凝る人でなければ十分な音質だと思います。 デザインもシンプルでクールなのですが、自分はネックバンドはない方がいいです。
[レビュー記事] “タテノリ対応”のBluetoothヘッドフォン、ロジクール「FP-10」(ITmedia +D LifeStyle) FreePulse (FP-10) (Infinite Lab.)
以前このブログで、なぜBluetoothオーディオヘッドフォンの音質がイマイチというビューが多いのか、音質悪化の原因として思ったことをウダウダと書いたことがあります。 その理由から考えて、音質の良いBluetoothオーディオ環境を作るには、
1. ベースバンドチップに双方で同じメーカーのものを使うこと 2. 音切れを防止するため受信側に十分なバッファを用意すること 3. 必須のSBCコーデックではなく、双方でもっと音質の良いコーデックを利用すること
試聴させていただいた条件は、1と3を満たしていました。 2については詳細は不明ですが、電波状況が悪い環境での音切れの不快感を軽減する工夫がされています。
>> 続く
1を解決するためには、ケータイ側でBroadcomチップ、ヘッドフォン側でCSRチップというような状態を避ける必要があります。 今回試聴させて頂いたものはiPod側に取り付けたトランスミッターとヘッドフォンがセットになっていて、どちらもBroadcomチップだそうです。
2についてはわかりませんが、音切れは特になかったので十分なのでしょう。 事務所内では離れても音切れはありませんでした。外に出て鉄扉を閉めるとさすがに音切れしましたが。 電波状況の悪いときの音切れについては、ブツブツ途切れ途切れになるのではなく、プッツリ切れて電波状況が良くなると復活するという工夫がされています。
重要なのは3を満たしているということです。 コーデックはOINAが独自開発したeSBCを利用しています。
MP3やACCを使うと処理が重いので、BluetoothではSBCという処理の軽い圧縮コーデックを採用しています。 SBCのサポートは必須ですが、その他のコーデックをオプションでサポートすることができます。 しかしMP3やACCのように処理が重いと消費電力が増えます。 eSBCはSBCと同様に処理が軽いまま、音質を改善したものです。
いや〜、このeSBC、携帯電話にも搭載してくれませんかね?
通話専用ヘッドセットは日本では違和感がありますが、無線オーディオはBluetoothのキラーアプリだと思うのです。 佐川さんのお話でも出たのですが、音楽以外にもワンセグ映像を見ながら無線ヘッドフォンで音が聞けたら、電車の中で便利じゃないですか?
受信側のリファレンスデザイン基板にスピーカーをつないだものも聴かせて頂きました。 やっぱり音質がいい!! どこか防水加工のBluetoothオーディオスピーカー作ってくれたら、お風呂場に置きたいなぁ。 風呂場の外にiPod + Bluetooth、もしくはBluetoothケータイを置いて。
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